投げ釣り!東京フロンティアサーフフ 投げ釣りテキスト


魚種別仕掛け例(協会員の仕掛け例)

シロギス(尺キス大物狙い)
伊豆サーフのスーパーキス・尺ギス狙いの仕掛け
推選場所
・静岡県南伊豆町子浦白崎
・静岡県下田市柿崎
     ワンポイントアドバイス
 シロギスも27cmを超えるサイズになると、魚体からは想像できないような大アタリを示す。この大アタリは突然訪れることが多いが、その際、シロギスは違和感を感じるとエサを放してしまうことがよくある。
そこで、突然やってくる大アタリに対して、できるだけ自然に仕掛けを送り込むことができるような工夫が必要となる。この工夫として、@軟調子の竿・Aドラグ付きの投げ釣り専用リール・Bナイロン道糸・C全遊動式仕掛を用いる。特にAを用いることにより、仕掛けを投入した後リールのドラグをゆるめて完全フリーの状態にして魚のアタリを待つと、突然の大アタリが訪れてもスプールが自動的に回転して道糸が出て行ってくれるため、比較的簡単に大ギスをハリ掛かりさせられる。「ジャーッ!」という激しいドラグ音を初めて聞いた人の中には、これがシロギスのアタリかと驚く人も多い。アタリがあったなら1発目は見送り、さらに道糸をたるませて様子を見る。続いて2発目のアタリが来たならば、すでにハリ掛かりしているケースが多いので、ゆっくりと巻き寄せる。なお、大ギス狙いのエサはチロリがベストで、タラシは短めにしてハリ上までコキ上げるのがコツでもある。
江戸前サーフのスーパーキス・尺ギス狙いの仕掛け
推選場所
・千葉県富浦町南無谷海岸
・千葉県館山市館山自衛隊滑走路下護岸
     ワンポイントアドバイス
 キスも25cmを超えるようになると、見た目も狙い方も変わってくる。通常のキス釣り仕掛け・釣り方でも釣れない事も無いが、更に大きな28cmを超える魚になると、まず絶対と言って良いほど釣れない。釣り時期を選んで、場所を選んで、そっと投げて、静かに待ち伏せるのが大ギス釣りの基本である。
 時期的には場所にもよるが、確率の高いのは、6月から10月の高水温期で、夜釣りで狙うのが最も確率が高い。
 場所は過去の実績場所が良いが、昼間キスの釣れる所であれば可能性はどこにでもある。通常大物釣りでは、水深があって、潮流も早い所を選ぶ事が多いが、キスに関しては、浅く餌が豊富に有る所が狙い目となる。そのため、警戒心の強い大ギスを釣るためには、そっと投げて静かに待つことになる訳である。
 仕掛けはハリ9号以上の2本針以下の吹流し仕掛けなら何でも良い。特に夜は、マダイ・クロダイ等嬉しい外道や、招かざる外道も多いので、やや大きめの1本針で狙った方がトラブルも少なく効率が良い。
針の数と釣れるキスには関係がない。